04 2 / 2012

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Jackson Browne and David Lindley / Love Is Strange

f5be1112.jpgジャクソン・ブラウンとデヴィッド・リンドレー。この二人のプレイをレコードで最初に聴いたのは、高校生の時。友人宅のステレオでした。アルバムは『Hold Out』。すでにアクースティック・ギターを弾いていた自分ですが、リンドレーの弾くエレクトリック・ラップ・スティールなる楽器の響きに一発でノックアウトされてしまいました。しかし、その時にはすでに伝説となった「ホールド・アウト・ツアー」は終了しており、二人が一緒に演奏する姿を目にすることは叶いませんでした。1983年、自分が高校3年の時、その友人と京都の磔磔にデヴィッド・リンドレー&エル・ラーヨ・Xを見に行ったのが、自分にとって生のアメリカン・ロック初体験でした。これはすごかった。バンド演奏もさることながら、1曲だけリンドレーが弾いたワイゼンボーンの響きに魅せられて、結局20年近くたって同じ楽器を入手してしまったくらいです。1986年12月には、東京で行われたジャパン・エイドにジャクソンはリンドレーを伴って来日し、二人だけのステージを披露しました。その時の映像の一部はオフィシャルにリリースされています。しかし貧乏学生だった自分には旅費を捻出することができず、残念ながらこ時も二人の勇姿を見ることはできませんでした。本国アメリカなどでは、ジャクソンとリンドレーのデュオによるコンサートは、その後も何度か行われていますが、日本では、この時を最後に現在まで二人が一緒のステージに立ったことはありません。1987年1月、その時の最新アルバム『Lives In The Valance』のプロモーションを兼ねたツアーで、ジャクソンが来日、自分は大阪フェスティバル・ホールではじめて彼のコンサートを体験しました。ジャクソンはジャパン・エイドで来日したあと、すぐ帰国、翌月に再び日本にやってきたわけですが、その時のバンド・メンバーにはリンドレーの姿はありませんでした。

ジャクソン・ブラウンとデヴィッド・リンドレーが一緒にやっていたのは、1973年から1980年までの約8年間。その間、バック・バンドのメンバーはめまぐるしく変わっていますが、『Running On Empty』から『Hold Out』にかけての約3~4年ステージをともにした、セクションの面々が最高だったというのが定説になっています。ジャクソン・ブラウンが最もスターダムを手にしていた時代、当時アメリカ最高レベルのバンドが一緒にやっていたわけですから、その評価たるや当然でしょう。でも、先般、シェリル・クロウとのジョイント・コンサートを見て、『I’m Alive』以来15年以上一緒にやっている現在のジャクソン・バンドの素晴らしさ、息の合いかた、にも激しく魅力を感じてしまいます。これはどっちがどうとかいった問題じゃないでしょうね。それでも、ジャクソンと言えば、リンドレーのサウンドが連想されるのは、レコードで親しんできた前半期の彼の代表曲のほとんどには、リンドレーの楽器がぴったりと寄り添い、ジャクソンの歌声と呼応しながら、わたしたちの心の中にしっかりと根をはっているからなのでしょう。

もちろん、自分は二人のサウンドが大好きで、二人一緒のステージが見られることを熱望してきましたが、それは20年以上実現されていません。もちろん、それぞれのステージは別々に何度も見ています。けっこうニア・ミスもあったのですけどね…。でも、同じように考えていたのは日本のファンだけではなく、スペインのファンもいっしょでした。ジャクソンは一時期バルセロナにアパートを借りて住んでいたくらいスペインを気に入っていて、もちろん当地のトップ・ミュージシャンとも深い交流を結んでおり、スペインではジャクソンへのトリビュート盤もリリースされているくらいです。そんなミュージシャンたちが、ジャクソンに対してリンドレーを連れてきてツアーをやってほしいと申し出、ジャクソン側は、パーカッショニストとしてルツ・カサール・バンドのティノ・ディ・ジェラードがメンバーに入ってくれるなら…と応じ、2006年3月にジャクソン、リンドレー、ティノを基本メンバーとするアクースティック・バンドによるスペイン・ツアーが実現しました。このライブ盤はその模様を収録したもので、スペイン国内5カ所での演奏から選ばれています。また、ルツ・カサール、キコ・ヴェネーノ、カルロス・ヌニェスといったスペインのトップ・ミュージシャンにしてジャクソンの友人達がゲスト参加した演奏も収録されています。

アルバムは2枚組、「I’m Alive」で幕をあけます。リンドレーのワイゼンボーンの響き、すばらしいです。それにティノと的確なカホンのサウンドの心地よいことといったら…。この「I’m Alive」の1コーラスを聴いただけで、このアルバムの完成度の高さは保証されたようなもの。ジャクソンとリンドレーは、しばらく顔をあわせてなくても、互いの手の内を知り尽くし、また互いに深い信頼関係で結ばれており、すぐに極上のセッションが展開できることがわかります。2曲目「Call It A Loan」はジャクソンとリンドレーの共作曲で『Hold Out』に収録されていたナンバー。その盤でリンドレーはVoxのマンドギターを用いていましたが、今回はアイリッシュ・ブズーキでリリカルなフレーズを奏でます。3曲目「Looking East」で、リンドレーはジャケットでかかえているエレクトリック・ウード、ティノはタブラをプレイ。その曲のタイトルどおり東洋的な展開にワクワクします。それにしてもティノはマルチなパーカッション・プレイヤーですね。もともとパンク・ロック系のドラマーで、ドラマーとしても引く手あまたというから驚きです。カーター・ファミリーの寓話的な反戦歌「Crow On The Cradle」は1979年に行われた『No Nukes』のライブ盤に収録されており、そこではグレアム・ナッシュとのデュエットで歌われていました。この時もリンドレーのフィドルがフューチャーされていましたが、しばらくジャクソンのレパートリーとなってたようで、1987年の来日のときもアンコールで歌われていたように記憶しています。ここでは、リンドレーのフィドルとカルロスのリコーダーの響きが溶け合い、えもいわれぬ美しい演奏になっています。

5・6曲目はリンドレーのコーナー。ここまで楽器演奏に専念し、コーラスの声も聴かせていなかったリンドレーですが、お得意の「Mercury Blues」で、ジャクソンと息のあったコーラスを聴かせ、ジャクソンとティノが繰り出すリズムをバックに、思う存分ワイゼンボーンでリード・プレイを奏でています。続く「El Rayo-X」はスペイン語の曲ということもあって選ばれたのでしょうけど、ここでリンドレーは12弦ギターを駆使して実に彼らしいメキシカン・タッチのフレーズを繰り出してきます。ほんと、愉快です。リンドレーのナンバーはどちらも彼のファースト・アルバム『El Rayo-X』からの選曲になっています。

続いての「Sit Down Servant」はステイプル・シンガーズもレパートリーにしていた「神のしもべよ、ひざまづきなさい」と歌われるゴスペル・ナンバー。「I am A Pilgrim」とかいくつかゴスペルを取り上げているリンドレー主導と思われるレゲエタッチのアレンジで、本人のコーラスやワイゼンボーンによるプレイも楽しむことができます。そして、超定番曲「Take It Easy」。この曲も以前から二人だで演奏される時はリンドレーはフィドルを弾いていました。今回はそれにティノのカホンも加わって、いつも以上にドライブ感が増しているように感じます。1枚目のラストは、当時最新作だった『Naked Ride Home』に収録されていた「For Taking The Trouble」。いつも不思議に思うのですが、リンドレーがレコーディングに参加していない80年代以降のナンバーでも、彼が入ると、まるでそれが一番適切なアレンジのように感じてしまうのです。それだけジャクソンの歌とリンドレーの楽器というのは相性がいいのでしょう。ちなみに、この曲のオリジナル・バージョンではケブ・モがナショナル・スティール・ギターでボトルネックを弾き、ちょっとレゲエっぽいアレンジになっていましたが、こちらのバージョンはまるで70年代のアルバムに入っていそうなバラードになっていて、ティノのタブラをバックにジャクソンのギターとリンドレーのブズーキがつづれ織りのように美しいフレーズを奏でています。この曲についてはサウンド・チェックの時に録られたリラックスな演奏なのも功を奏しているのでしょう。ここまでがディスク1です。

ディスク2の冒頭には、「For Everyman」が収められています。この曲は二人のデュオでは定番曲ですね。1980年頃のチャリティー・ライブ『Bread and Rose』など、いくつか公式に発表されたものもあるし、1986年のジャパン・エイドの時も確か演奏されたように思います。ジャクソンらしいメッセージ・ソングではじめてリンドレーが全面参加して制作されたジャクソンのセカンド・アルバムのタイトル・チューン。もちろんオリジナル・バージョンでもリンドレーのリリカルなギターの存在感はすばらしいです。「Your Bright Baby Blues」は『Pretender』に収録されていた曲で、オリジナルではローウェル・ジョージが入魂のボトルネックを聴かせていました。ここではゲストのハヴィエル・マースのバンドゥリアをフューチャー、リンドレーのワイゼンボーンと絡んで、素敵なアンサンブルとなっています。バンドゥリアは12弦マンドリンのような楽器、ただしフラット・バックでアイリッシュ・ブズーキを小さくしたようなスタイルをしています(逆にアイリッシュ・ブズーキの形がバンドゥリアからとられたものかも知れません)。音もマンドリンによく似ていますね。3曲目「Tu Tranquilo」は、ゲストのキコ・ヴェネーノによって歌われるスペイン語バージョンの「Take It Easy」。曲の雰囲気もずいぶん変わっているように思いますが、リンドレーもこちらではワイゼンボーンを用いてディスク1の「Take It Easy」とはずいぶん違った演奏を繰り広げています。続いて3人だけの「Late For The Sky」に戻ります。このアルバムでジャクソンがピアノを弾いているのはこの曲だけですね。続く「These Days」では、スペインの歌姫、ルツ・カサールがゲスト参加です。演奏は近年のフォーク調、リンドレーはフィドルで曲を盛り上げ、ジャクソンはギターとコーラス。ルツ・カサールはカルロス・ヌニェスのアルバムにゲスト参加していて、そこでやはりゲストのライ・クーダーと共演したこともあります。わたしは以前、その曲が収録された彼女のアルバムを別のライ・クーダー参加作と勘違いして購入し、このプログでちょっとだけ紹介しました。

いよいよライブは佳境に入り、3人だけの演奏で定番曲「Running On Empty」。ここでもリンドレーのワイゼンボーンが大いにドライブ。ティノのカホンもあってフルバンドと変わらない疾走感がたまらないです。会場も大満足して興奮している様子がエンディング部分のリンドレーのソロのときにまきおこる手拍子でもうかがうことができます。そして、曲が終わるとアンコールを求める手拍子が続いていきます。アンコール1曲目はアルバム・タイトル曲となった1950年代のヒット曲カバー「Love Is Strange」の登場です。エヴァリー・ブラザーズのカバーもあるということですが、エヴァリーズの「Bye Bye Love」を大胆にレゲエ・アレンジしていたリンドレーのことですから、この曲のアレンジもリンドレーのセンスが大きいことでしょう。こういうたわいのないラブ・ソングをタイトル曲に選んでくるジャクソンのセンスも好きですねぇ。つづいて定番曲「Stay」。この曲は通常「Load Out」に続いて演奏されるのですが、今回はリンドレーが例のファルセットで「Baby,my sweet baby Baby, you’re the one」と「Love Is Strange」のシメを歌ったあと、短いソロをはさんで、おもむろにStayがはじまります。もちろん、ジャクソンに続いてリンドレーもファルセットを聴かせます。こうなってしまうと冷静に聴く、なんてことはできません。CDにあわせて歌ってしまうのですが、案の定、ジャクソン達も会場の観客に歌わせ、ライブは大いに盛り上がっていきます。

ラスト・ナンバーは「The Next Voice You Hear」。その日のコンサートに駆けつけたゲスト全員をステージにあげての共演です。1998年にリリースされたベスト盤のタイトル・トラックですが、オリジナル・バージョンにもリンドレーのタンブールやジョー・ハッセルのトランペットが入った無国籍な雰囲気のナンバーでした。今回はリンドレーのワイゼンボーンとカルロス・ヌニェスのリコーダー、ハヴィエル・マースのバンドゥリアによるアンサンブルで、どこの国のものでもないサウンドになっています。リード・ボーカルはジャクソンとキコ・ヴェネーノが分け合っています。クレジットはありませんが、曲の途中でリンドレーは一旦ワイゼンボーンをウードに持ち替えているようで、最後のコーラス前のソロまわしでは、カルロスのリコーダー→リンドレーのウード→ハヴィエルのバンドゥリアの順で周ります。そして、エンディング部分では再びワイゼンボーンでのアンサンブルとっています。こうしてスペインの友人達との心温まるセッションでアルバムは幕を閉じます。

アクースティック・ライブの2枚組CDなので、正直途中で退屈するんじゃないかと覚悟はしていました。しかし、そんな心配は全く不要でした。何度聞き返しても飽きない素晴らしい内容のライブ・アルバムです。ジャクソンがリンドレーと、そしてスペインの仲間達とのライブ盤を出したがっていた理由がよくわかりました。前作『Time the Conqueror』の直前に2枚のソロ・アクースティック・ライブ盤を出したばかりですが、少々重複曲があろうとも、これなら誰しもが納得して聴けますよね。もともとライブ盤が少なかったジャクソンですが、ここ10年ちょっとであっという間にライブ盤が増えてしまいました。完成度の高いオフィシャル・ライブ盤が次々とリリースされるなんて、ファンにとっては実にうれしいことです。このアルバムのプロモーションも兼ねて、来月3日から9月24日まで、ジャクソン・バンドにリンドレーが加わる形でのヨーロッパ・アメリカ・ツアーが行われます。来年になってもいいから、ぜひ、そのままの形で(リンドレーと二人だけでもいいけど…)日本に来てほしいものですね。
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20 12 / 2010

ファイトだ小僧共!

19 12 / 2010

19 12 / 2010

さぁ

寝よう

19 12 / 2010

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位置について

2010.12.04 Saturday





ヨーイ!



ドン!






Aldryx Ruck<ALDIES>   10395yen
オススメ!









ゴール!!"

-TRUNK BLOG-

ここらへんからチューヤンが一気に進化

19 12 / 2010

"今日は企画物のかわいいアイテムが入荷しました~。
かわいくないちゅーやんが着用ですが、どうかそこはご勘弁を。


HITCH HIKING CAP<GOHEMP>   3,780yen
“BLUE”と、


“GREEN”

の2色です。
荒い網目がレトロな感じでかわいいですね。



木彫りのピースマークも付いてるのでお得です。
男子にも女子にもいいと思います!"

-TRUNK BLOG-

チューヤンがさらに進化。
最近は随分写真慣れして来た様に思う。
いじられて活きるタイプ。

19 12 / 2010

"12/26。
もう来週の土曜日ですね。
〜たびの縁奏会 そのに〜
『KGM&千尋 live @sloWPorch』

“楽しいことをしよう!”と意気投合したrelationshipとsloWPorchとでタッグを組み、みなさんに楽しい時間を過ごしてもらいたいなぁって思います。

そして、オープニングアクトが決定しました。relationshipがプッシュしている浜松を拠点に活動しているミュージシャン“OGGY”がオープニングアクトで出演です。みなさん、お時間に余裕のある方は早めに会場に来て“OGGY”のミュージックを聴いて下さいね♪

そして!そして!!
このイベント、本当にSOLD-OUT間近です。チケット予約お急ぎ下さい。SOLD-OUTの場合、当日券は出せないと思います。ご了承下さい。

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relationship blog:SOLD-OUT間近!マヂか?マヂだ!!

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アッキーいつもありがとう。イベント当日が楽しみ!